カフェ・プティフール

コースの最後にはコーヒーと小菓子が振舞われます。
ここでは、あとがき的に制作のあれやこれやを書いていきたいと思います。

ネタバレありますので、全作品を聞いていない方はご注意ください。

◆Gastronomeについて

 オムニバス形式の作品を作りたいなあと思っていました。


 元々長編のシリーズものを作るのがあまり得意じゃないと思っているので、一話完結でさくっと聞けて、「あ、このサークルってこんな感じの作風なのね」ってわかりやすい作品を作りたいなあという気持ちから制作がスタートしました。

 

 あと自分の中で「食べる」という行為がとても好きなので、沢山の「食べる」を詰め込んだ作品作りをしてみました。

 

 最初に出てきた料理は「お味噌汁」「魚介系闇鍋」「アイスクリーム」「獣肉」だったので「これじゃジビエ料理出してくる居酒屋さんみたいになっちゃう!」となって慌てて料理を考え直しました。

 

 猫道さんの描くキャラクターイラスト、お料理のイラストが作品全体の

雰囲気をシックにまとめてくださり、サイトを見にきてくださった方がぐっと物語に入りやすくなったと思います。
 

 透明感と華やかさがある猫道さんの個人的なファンだったので、ラフも含めイラストが届く度に大興奮でした。大好きです。

◆オードブル

 聞いてくれた方をお客様としてお迎えする最初のトラック。
 

 作品のテーマがわかりやすくなるように台本を書きました。

 

 怪しさはありますが、怖い作品集ではないのでメインキャストの三人がとっても上手に空気のバランスを取ってくださったのでとても嬉しかったです。
 

 短いトラックではありますが、作品全体の雰囲気を詰め込んだ内容を目指しました。
 

◆スープ

 「あったかい家族の形」をテーマに作品作りをしました。
 

 彼氏彼女から、夫婦になって、子どもができたらパパとママになる。当たり前のような流れですけど、その流れを素直に受け入れられる人はすごいなと思います。

 結婚した後、子どもが生まれた後は本当に幸せ?幸せの形って何なんだろうと思って作った作品です。

 今までの作品と違って、この作品についてはメインを演じてくださった七瀬真結さんと中嶋有志さんに向けた当て書き作品だったりします。
 

 私が声の活動を始めてすぐ位にお二人の掛け合いを拝聴した時に、お二人の演技と声のバランスがとても素敵で「お二人がセットになっている作品をもっとききたい!」という欲望を元に作品作りをしました。

◆ポワソン

 「ハッピーバッドなおとぎばなし」をテーマに作品作りをしました。


 おとぎ話と妖怪が昔から大好きなのでまぜまぜしました。伝説なんかもまぜまぜしています。

 

 自分の好きな要素をたっぷり入れ込んだ作品になっています。
 

 最初は楽しく、後半からは深海に沈んでいくような、足元からせり上がってきた水がいよいよ口元に迫ってくるようなイメージで制作をしていました。
 

 バッドエンドを書いたつもりはないのですが、ハッピーエンドか?と訊かれるとうーん…となります。また、青年とお母さんのその後については自分の中ではこうなっているだろうなあと言うのはあるのですが、あえて書きません。ご想像にお任せします。

◆ソルベ

 「好きだと言えないおはなし」をテーマに作品作りをしました。
 

 完成してから思うのですが、もっと色々調べて詰め込みたかったー!と叫び出したい作品です。

 

 「好き」とか「愛してる」とか、そういう言葉を言わない恋愛ものが好きです。
 

 モノローグが多く、効果音も一番少ない作品ですがその分演者さんの声をたっぷり味わえる作品だと思います。
 

 メインキャストのお二人がご依頼ではなく選考にて決定した為、声や演技のバランス等色々悩んだりしましたが、新しいキャストさんとのご縁を繋ぐことができたとてもとても楽しい作品でした。

◆アントレ

 「過保護なおかあさんのはなし」をテーマに作品作りをしました。
 

 こういう怖さのある作品を作るのが初めてだったので、編集を含めとても悩みました。

 

 ポワソンもそうですが、世界の妖怪とかモンスターとかそういうものが大好きなので台本自体はとても楽しく書けました。
 

 最初の段階では「オカアサン」の役名は「笑い般若」と言うでした。役名が変わっただけで特にセリフの中身が変わったわけではないのですが、サイトを見た方が演者さんの名前を見て色々想像してもらえたらいいなあと思いました。
 

 また、オカアサンについては、最初女性の方に演じていただこうか男性の方に演じていただこうかとても悩みました。人によっては違和感があるかもしれませんが、個人的には好きな配役ができました。

◆デセール

 物語のしめくくりにあたる作品。
 

 詰めたいものを沢山詰めて各作品を作ったので、デセールは逆にシンプルにまとめました。

 

 美食家、ウェイター、ウェイトレスの3人は主にイラストを描いてくださった猫道さんのおかげで出来上がったキャラクターになっています。美食家さんなんかは特に、最初は性別さえ決まっていない状態だった為、猫道さんのデザインも含めてキャラクターを固めていきました。
 

 今回は意味深な描写のみで終わりとなりますが、どこかでまたこの3人の事を出していければいいなあと思っています。

◆最後に

 最初、Gastronomeはこの企画で終わりにする予定でしたが、実は次回作と言うか、「おかわり」を考え中です。
 

 今すぐと言う訳ではないですが、いつかじっくりとまた制作できたら楽しいと思っています。

 

 長々としてしまいましたが、作品を聞いてくださった方・制作に関わってくださった方みんなみんなに感謝の気持ちを。本当にありがとうございました。

「ごちそうさまでした」

​2018/09/30

とりかごとしょかん

河野トリ

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